「廃車にしようと思うんだけど車検証がないんだけど廃車にすることは可能なの?」
「車検証を無くした場合で廃車にするにはどうしたらいいの?」
なんて疑問はありませんか?
車検証はその車の名義や所在地を表す、いわば車の身分証明書にあたります。
この書類がなければ車検が有効であるかどうかの確認ができなくなります。
また名義変更や廃車をするためにも車検証は必要な書類になります。
もし車検証がなくなった場合、廃車にすることができないのでしょうか?
廃車にするとすれば、どのような手続きが必要なのでしょうか?
今回は廃車にしたいけれど車検証を紛失してしまった場合の手続きに関してご紹介します。
試しに廃車専門の買取業者に査定してもらったら13000円で買取してもらえたんです。
廃車にしていたら43000円も損するところでした。
廃車にするより買取してもらった方が手続き費用がかからずにお得なんです。
買取をしてもらうなら「
・10万キロ以上の車
・10年以上も乗っている車
・動かない車
など基本的には何でも買い取ってもらうことができます。
詳しくはこちらをどうぞ。
>>>廃車専門の買取業者に高く買い取ってもらう(無料)<<<

車検証がなくても普通車を廃車できる??
車検証がなくても普通車を廃車にできるのでしょうか。
車検証がない状態での運転は違反?!
車検証が紛失されている状態で車を乗り続けている方は、早急に陸運局へ出向く必要があります。
なぜかというと、車検証がない状態で車を走行させるのは「道路運送車両法」に違反するからです。
道路運送車両法第66条1項は、「自動車検査証の備付け等」の規則があり、「自動車は、自動車検査証を備え付け、かつ、国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない」と書かれています。
この規定に違反した場合は、50万円以下の罰金が課せられます。
車検証を紛失した状態で廃車にする2つの方法
車検証を紛失した状態で廃車にするには二通りあります。
車検証を再発行してから廃車手続きする
1つめの方法としては、紛失した車検証を再発行してから廃車手続きを行なう方法です。
まず車検証の再発行に必要な書類をみていきましょう。
①使用者の委任状
②車検証
③理由書
④申請者の身分証明書
⑤手数料納付書
⑥申請書(第3号様式)
陸運局へ出向く前に準備するのは①~④です。
①は、使用者本人が申請する場合は省略することができますが、⑥には使用者の印鑑の押印が必要になります。
②は、汚損したものが残っている場合や、車検証のコピーをとっている場合に持参するといいでしょう。
③は、車検証を紛失したり盗難により返納できない場合に必要となります。
ただし使用者本人が申請を行なう場合は、⑥に同内容を記入しますので理由書は必要ありません。
④は、運転免許証、健康保険証、パスポートを持参するといいでしょう。
⑤と⑥は、陸運局で手に入れるものです。
⑤は、車検証を再発行する際に必要な費用で、300円が必要になります。
これらの書類を窓口に提出することで手続きが進みます。
車検証再発行の手続きの際は、車両を持ち込む必要はありませんので、書類上の手続きだけで済みます。
登録事項等証明書の発行をしてから廃車手続きする
2つめの方法としては、現在登録等証明書を発行して廃車手続きを行なう方法です。
では登録事項等証明書の発行に必要な書類をみていきましょう。
①請求書
②手数料納付書
③申請者の身分証明書
④請求事由
⑤自動車登録番号および車台番号の下7桁
②は、登録事項等証明書を発行する際に必要な費用で、300円が必要になります。
③は、運転免許証、健康保険証、パスポートを持参するといいでしょう。
この本人確認は、個人情報保護の目的があり、本人確認ができない場合は登録事項等証明書の発行を行なってもらえませんのでご注意ください。
④は、なぜ登録事項等証明書が必要なのかを理由を明確に記載する必要があります。
単に「所有者確認のため」といったあいまいな表現ではなく、なぜ所有者を確認したいのかなど具体的な記載が必要です。
いざ廃車手続きへ進む!
先ほどの車検証を再発行するか、登録事項等証明書の発行をしてから、実際に廃車手続きに進みます。
では廃車手続きである「一時抹消登録」と「永久抹消登録」に必要な書類をみていきましょう。
一時抹消登録の場合
一時的に車の使用を中止するため(一時的に廃車にするため)に行なう手続きです。
一時抹消登録に必要な書類は以下の5点です。
①所有者の印鑑証明書
②所有者の印鑑証明書の実印
③ナンバープレート前後2枚
④手数料納付書
⑤一時抹消登録申請書
⑥自動車税・自動車取得税申告書
①・②は、陸運局へ出向く前に準備しましょう。
①は、発行より3ヶ月以内のものでなければ受け付けてくれません。
③~⑤は、陸運局で手に入れます。
③は、車検証を再発行する際に必要な費用で、350円が必要になります。
これらの書類を窓口に提出することで手続きが進みます。
永久抹消登録の場合
永久に車の使用を中止するために行なう手続きです。
永久抹消登録を行なう場合は、陸運局へ出向く前に、まず車を解体業者に解体してもらってから、永久抹消登録を行なう必要があります。
永久抹消登録に必要な書類は以下の5点です。
①ナンバープレート前後2枚
②所有者の印鑑証明書の実印
③②の印鑑証明書
④リサイクル券
⑤使用済自動車引取証明書
③は、発行より3ヶ月以内のものでなければなりません。
⑤は、解体業者が車をスクラップした後に、解体業者から依頼者のもとへ郵送される書類です。
このように廃車である一時抹消登録や永久抹消登録を行なう前に、車検証を再発行するか、登録事項等証明書の発行をしなければなりません。
軽自動車も車検証がなくても廃車できる??
続いては軽自動車の場合について解説します。
基本的には普通車の流れと同じ!
軽自動車の場合も、車検証がない車を廃車にするためには、車検証の再発行の手続きを行なう必要があります。
軽自動車の車検証の再発行に必要な書類は、以下の3点です。
①使用者の印鑑
②車検証
③自動車検査証再交付申請書(軽第3号様式)
②は、汚損したものが残っている場合や、車検証のコピーを持参するといいでしょう。
この流れで車検証が再発行されますので、その後に自動車検査証返納届(一時抹消登録)または解体返納(永久抹消登録)の手続きを行なう必要があります。
自動車検査証返納届(一時抹消登録)の場合に必要な書類
①使用者の印鑑
②ナンバープレート前後2枚
③自動車検査証返納証明書交付申請書・自動車検査証返納届出書(軽第4号様式)
④軽自動車税申告書
③・④は、陸運局で手に入れる書類です。
解体返納(永久抹消登録)の場合に必要な書類
①使用者の印鑑
②所有者の印鑑
③使用済自動車引取証明書
④ナンバープレート前後2枚
⑤解体届出書 軽第4号様式の3
⑥軽自動車税申告書
①~④は、自分で用意する書類、⑥・⑦は陸運局で手に入れる書類です。
これらの書類を窓口に提出することで手続きが完了します。
軽自動車の廃車は車検証を紛失していても手続きを行なうことができる?!
先ほどは、軽自動車の場合も車検証がない車を廃車にするためには、車検証の再発行の手続きを行なう必要があるとお伝えしました。
しかし実際のところ、車検証の再発行や車検証のコピーの添付がなくても廃車の手続きが進められるときがあります。
自動車検査証返納証明書交付申請書・自動車検査証返納届出書(軽第4号様式)に、登録番号と車体番号の下7桁、所有者・使用者の名前と住所を記入して印鑑をおせば大丈夫なのです。
OCRシートには車検証を返納できない理由(紛失のため返納できません)などを記載します。
もちろん記入した軽第4号様式の内容が間違っていてはいけません。
さいごに
今回の記事で、車検証がない場合でも廃車手続きが可能であることがお分かりいただけましたか?
車検証がない場合は、車検証を再発行するか、登録事項等証明書を発行することで廃車の手続きを進めることができました。
また軽自動車の場合は、車検証がなくても廃車にできることがわかりましたね。
ただ車検証は車の身分証明書であるため、スマホのカメラ機能を利用して撮影しておくか、コピーをとって保管しておくと、手続きがスムーズに進めることができます。
車検証がなくても廃車にすることはできますので、焦らず落ち着いて今回の記事の内容を思い出しながら手続きを進めましょう。
試しに廃車専門の買取業者に査定してもらったら13000円で買取してもらえたんです。
廃車にしていたら43000円も損するところでした。
廃車にするより買取してもらった方が手続き費用がかからずにお得なんです。
買取をしてもらうなら「
・10万キロ以上の車
・10年以上も乗っている車
・動かない車
など基本的には何でも買い取ってもらうことができます。
詳しくはこちらをどうぞ。
>>>廃車専門の買取業者に高く買い取ってもらう(無料)<<<
